Peachに機内デジタルサービスがあったとは知らなかった

先日、1年ぶりにPeachを使って関西にある実家に行ってきました.

Peachの機内にデジタルサービスが用意されてたので、それについて書いてみます.

前半は一般な方々向け、後半はテッキーさん向けの二部構成となってます(笑)

一般の方々向け記事

仙台発大阪(関空) MM136便

ベガルタ仙台の方々が空港にいらっしゃいました. 頑張れベガルタ仙台, Forza Sendai!!

久しぶりに仙台空港に来たらいつの間にか新しい搭乗口が出来てました…

新設された一番端の10番ゲートから乗り込みます.

機内の様子

あちこちに空席が見られ6~7割くらいの座席の利用状況. 隣の席が空いてるので快適でした.

しかしながらあいかわらず前後のスペースは狭い…膝が前の席にぶつかりそうです…

まぁ新幹線や長距離バスに比べても格安の料金、このくらいは許容範囲です…

機内デジタルサービス!?

前席の物入にこんなのを発見…

なになに…機内ディジタルサービスとな!?

利用方法はこんな感じ、機内モードになっている自分のスマホをWi-Fiだけ有効にして接続するようです.

商売柄、接続してみない訳がありません(笑)

早速接続してみた

自分のスマートフォンを機内のWi-Fiに接続して、先のリーフレットのQRコードを読ませてみます.

機内の有料の機内食、飲み物を自分のスマートフォンで注文することができます.

お金等の接触無しで購入できるのが好評だそうです.

グッズの購入もできます.

関空から神戸までの高速船のチケットも販売されてます.

南海ラピートの割引チケットもかつては機内で販売されてたんですが…今は販売していなようです. 復活を期待してます…

これは嬉しいフライトマップ

Peachの座席にはこのようにディスプレイは用意されてません.

機内エンターテイメントもありませんでしたし、フライトマップもありませんでした.

ところが、機内ディスプレイサービスではフライトマップのサービスが用意されてます.
無料で利用できます.

高度や速度も見ることができるのは嬉しい

徳島上空まで飛んで、そこから関空まで戻るコースなんですね. これで初めて知りました.

うーん、ちょっと残念. 動画プログラムサービス

機内デジタルサービスには無料動画プログラムサービスも用意されてます.

早速見て見ましたが…

うーん、残念. 私のスマートフォン (Android 11 + Chrome) はサポートしていないようです…

サポートしているOSやブラウザについて調べてみましたが分かりませんでした…

…と動画は見られませんでしたが、以下の記事のようなことをいろいろ調べてたので退屈しませんでした(笑)

テッキーさん向け記事

機内のWi-Fi環境

Wi-FiをONにして見えたSSIDに接続.

5GHz帯でWi-Fiのセキュリティはオープン.

別のSSID *21-Peach1* にも接続してみます. *21-Peach2″と同様 5GHz帯で稼働中.

電界強度が若干弱いことから機内の前後で1台ずつアクセスポイントが配置されている模様.

私は後方の座席に座っていたので、おそらく前方の乗客用に *21-Peach1*, 後方の乗客用に*21-Peach2* を用意しているのかと.

機内でのWi-Fi の電波状況はこのような感じです. 5GHz帯 42chで運用している模様.

SSID無しの38chで吹いてるのは何だろう?

2.4GHz帯もサポートしているようです.

機内ネットワーク構成

どうやら機内に閉じたネットワークらしく衛星経由のインターネットではない模様…まぁ、当たり前かぁ…


自分のスマートフォンを含めた192.168.0.0 のサブネットにあるノードは以下の通り.

192.168.0.2 infight.flypeach.com が機内ディジタルサービスのサーバーの様です.

そもそも買い物した決済ってどうするの?

フライト時間が短かったので機内食やドリンクをオーダーしなかったのですが

こうやって購入したものはどうやって決済するのか?という疑問が湧き上がりました.

試しに商品をカートに入れてみると、チェックイン時に印字されるチケットのQRコードを読ませるような表示となります…

たぶんこの先にクレジットカード番号を入れるようになるのかなぁ?と思ってたのですが、このネットワークはインターネットに接続してません.

では一体どんな仕組みで決済しているのか?と自宅に戻ってから調べてみました.

ポータブルストリーミングサーバー

Peachの機内ディジタルサービスを提供しているのはティアック製ポータブルストリーミングサーバー PortaStream™ PS-V50で実現しているようです.

このシステムは Peach Aviation株式会社と、朝日放送テレビ株式会社およびティアック株式会社の3社で共同開発したものとのこと.

この決済方式を特許出願(特開2020-181534)しているようです.

特開2020-181534 発明の名称:決済方法、プログラム、情報処理装置、および決済システム

上記出願された特許を調べてみました.

文献を読んでみたところ, チェックインした際に発行されたチケットの情報で機内で認証し、着陸後に事前に登録されたクレジットカード番号で決済を行う、ということだそうです.

後でPeachの機内デジタルサービスの説明を読んでみると、機内販売でクレジットカード決済を利用されたい場合は事前にクレジットカードの登録が必要とのこと.

なるほど、これなら財布からごそごそクレジットカードを出さなくても済みますね.

次回は機内サービスで飲み物でも注文してみようかなぁ…

追伸

関空から難波まで南海ラピートを利用しました.

全車指定ですが、車両には私一人でした…

車内はFree Wi-Fiも使えてとても快適. 帰りも使おうと思ってたら日中は運休してたんですね…

このご時世、関空の利用者も少ないので無理もないです…

関空国際線のフロアの様子…人が誰もいませんでした

早く利用者がもとのように戻るのを願っております…

では