au ひかりから Softbank 光に替えた顛末記

ここにもかきましたが,

このたび,我が家の通信回線をauひかり + so-net から Softbank 光に替えました.

先の記事でも書きましたが auひかり + so-net の品質には全く不満はありません.

まずは回線業者を変更した理由から.

かわうそ家 au 化計画に頓挫

今から数年前にかわうそ家は全員Softbankユーザーでした. スマートフォンのみならず、自宅の回線もホワイトBB (ADSL) を利用してました.

かわうそおばさんのスマートフォンが老朽化したので機種交換の検討していた際、電気量産店の携帯窓口で au のおねえさんに声をかけられ話を聞くと、キャリア変更の場合だけ端末代 0 円、回線変更時の手数料のキャッシュバックあり、それに加えて au ひかりに加入した際の高額のキャッシュバックのキャンペーンがあることを知りました.

光回線にした場合の費用はUPしますが、通信性能は格段に向上します.

ワイも含めて家族全員で au に変更した方がお得、というのが計算した結果でした.

ワイの端末の割賦と契約更新の時期にあわせて au に変更しよと画策してました…ところが

ところがですよ,

我らがガースー黒光り総裁(当時は幹事長)の一声

あんまりにてないかな?

日本のスマホ代は高すぎる

という一言で、基本契約の料金は下がったものの、その副作用として

  • 0円端末の廃止
  • 高額のキャッシュバック廃止

となって、ワイの携帯 au 計画は頓挫してしまいました…

かわうそ家 Softbank 統一化計画

先日、なにげに家電量産店の携帯コーナーでおねえさん(前述の方とは別の)に話を聞くことにになりました.

我が家の状況と格安SIMにしてしまっても問題ないことを話したところ、

とした場合に、我が家の携帯やネットのユースケースを鑑みると今よりも安くなる、と判断し今回の計画を遂行した、ということです.

(上記が誰でも安くなる、ということではなく、あくまでも我が家のユースケースで検討した結果です、ということをあらかじめお断りしておきます)

回線入れ替えはもう御免

…と書きましたが、もう二度と回線の入れ替え工事はごめんです. こんなに手間がかかるとは…

Softbank 光と契約してしばらくしてから回線工事日が決まりました.

au ひかりの撤収の工事を予約しなければいけません. 撤収工事は新たに入る Softbank 光の工事の前に行う必要があります.しかしながら、au ひかりの撤収工事の予約は Softbank 光の工事日が決まらないとできません…

ということで au ひかりの工事窓口に電話したところ工事予定が立て込んでるとのことで、なんと Softbank 光の工事予定の2か月後しか予定が空いてません…ううむ困った.

そんなことでSoftbank 光の工事日を変更. au ひかりとSoftbank光の両者の予定で電話で調整…
なんだかんだと2時間近くかかりました…

ということで、今後は回線業者の変更はやりたくないです.

さらに話をややこしくしているのが、au ひかり電話で使っている NTT の電話番号の扱い.
au ひかりを解約して一定期間は au で今まで利用していた電話番号を保持できる、その期間内にSoftbank 光に引き継げれば特に問題ないけど、その期間を過ぎると NTT に一旦返却が必要…となかなかメンドクサイことになります.

そのため, au を解約して Softbank 光の工事が入るネット空白期間をなるべく短くする必要があります.

当然、そのネット空白期間はネットが使えないことになりますが、Softbank 光はその期間無料で Softbank Airを貸してくれました. そのことはここに書きました.

Softbank Air

さようなら au ひかり

いよいよ au ひかりの撤収工事の日がやってきました.

その前にいろいろデータをとっておきました. 通信速度はこれだけ出てます.

au ひかり + so-net の通信速度

ちょっとこれだけのスピードが出てるのに解約するのはもったいない…と思いましたが、家計のことを考えると仕方ありません.

もちろん IPv6 もバッチリと対応してます.

撤収工事はものの30分程度で完了しました.
工事担当の方曰く、再利用できるから残しますか?と言われたけど, 近くの電柱から自宅の内部まで引き込んでいる光ファイバーも撤収してもらいました.

Softbank 光の工事の担当の方がどう判断するのか分かりませんし、もしそのファイバーが原因で回線不通になった際の責任の所在が不明確になるからです.

工事終了後、ルーターを自分で外します.

永らくトラブルもなく働いてくれてありがとう、お疲れ様でした.

NEC の Aterm だったんですね.

au ひかりのルーター

IEEE 802.11ac まで正式サポート. このルーターが製造されたときは 802.11ax はDraft だった模様です.

au ひかりの光回線は au 自前なのでしょうか, ONU のブランドも au ひかりとなってます.

ONUは住友電工ネットワークス社製でした.

ONUの背面

ルーター、ONUを保管していた箱に入れて送り返します.

だから箱は捨てちゃだめですよ、解約時のためにちゃんとわかる場所に保管しましょう.

さようなら au ひかり、いままでどうもありがとう.

こんにちは Softbank 光

Softbank 光の工事日の少し前に我が家に新しい機材が到着しました.

中を開けてみると中身は新しいルーター, Softbank 的には光BBユニットと呼ぶそうです.

モデル名は EWMTA2.4.

なお、ONUは入ってません. Softbank 光の回線はNTTの Flets 網を使いますので, ONU はNTT から借ります. 工事業者さんが持ってきます.

光BBユニットのWi-Fi認証

Wi-Fi Alliance の認証も取得しています. Certification IDは WFA92345.

Softbank の製品として認証してます.

Wi-Fi6、およびWPA3 も対応してますね.

そしてこれも OS は Linux を採用しているようです.

回線工事完了

工事当日、担当の方が来てから1時間くらいで工事は完了しました.

持参されたONUを設置して接続も問題なし.

さっそく光BBユニットをセットアップ. PCに接続してみたところWebアクセスはできました…が、

IPv6 が無効!?

そんなはずはありません、契約のときに何度もしつこいくらい確認したんですから…

Softbank 光を使っていろいろ検証してみた

IPv6 無効問題

IPv6 テストサイトで確認してみると、テストはNG. IPv6 で接続できない状況.

ただ, ipconfig でみると 2401:213:XXX といった Prefix でIPv6アドレスが振られてます.

flets の IPv6 サイトには接続できるようす. 接続も IPv6 で通信してました. ううむ.

My Softbank で契約内容を確認すると, 契約サービスが

SoftBank 光 ファミリー・ギガスピード IPv4 (PPPoE)

になっているではないですか!?  これは変だ、何かの間違い.
さっそくSoftbank 光に問い合わせ. 問い合わせはチャットの方が断然早いです.

問い合わせしたところ,

  • もともと契約は SoftBank 光 ファミリー・ギガスピード〔IPv6 IPoE+IPv4〕で間違いない.
  • ただ、接続直後は IPv6 IPoE+IPv4 で接続できない. PPPoEで接続される .
  • 接続後1週間程度でIPv6 IPoE+IPv4に対応される.
  • 対応された携帯にショートメイルメッセージが送られる.
  • 光BBユニットの”高速モード”のランプが点灯したら対応完了.

とのことで一安心.

3日くらい後の朝に光BBユニットの”高速モード”のランプが点灯してます.

IPv6 テストサイトを見たら,

無事に IPv6 接続できました!!

また My Softbank の契約内容をみると、ここも IPv6 IPoE+IPv4 となってます.

これで一安心.

通信速度のほどは

接続方式が IPv6 IPoE+IPv4 となってからの通信速度はこんな感じです.

PPPoE 接続時の接続速度からも特に変わらないようです… まぁ、通信速度は常に同じとは限りませんし、なんとも言えません…

まぁ、これくらいの速度が出ていれば全く問題はありません.

ひとつだけ苦言を述べさせていただくと…

設定にも特に大きな問題はなく、おおむね満足してます…が、一つだけ苦言を述べさせていただきます.

我が家にかぎらずWi-Fiに接続する機器は数多いと思います.

そんな中、ルーターを入れ替えるたびに一台々SSIDとパスワード設定しますか? そんなメンドクサイこと普通はしませんよね…

なので、新しいルーターにも過去に設定したSSIDとパスワードを設定します…が、しかし…

パスワードの設定ができない!?

何度設定してもエラーになります.

ルーターの設定画面を良く見ると,

PASSワードは半角英数字だけ!? 記号はダメなの!?

もともと設定してたパスワードは

  • 数字
  • 大文字英字
  • 小文字英字
  • -,+などの記号

を混ぜたモノにしてました…が、記号が使えなとなると、元のパスワードを変更せざるをません.

泣きながら我が家の全デバイスのパスワードを再設定しました…

もしかして iPhone で % が入った SSID を接続したらWi-Fi機能が無効になる問題のために半角記号を避けたのでしょうか?

そもそも SSID の仕様は IEEE.802.11 2007 に 32byteの Octet string と書かれていますので、記号を設定できないのは規格違反じゃないんでしょうかね?

Wi-Fi Alliance にも “-“, “+” を入れたSSIDの試験があったような記憶がありますが…

とりあえず安心しました…

とりあえず無事回線の入れ替えが終わってほっとしてます.

懸念であった性能の違いも特になくて安心してます.

とりあえず暫く使って気が付いたことを書いていくようにします.