音楽関係の先輩にAndres Beeuwsaertというミュージシャンの存在を紹介され、そこからこの作品にたどり着きました.
Tatiana Parra と Andres Beeuwsaert による AQUI.
ちょうど4年前の今頃購入したとAmazonさん曰く.
今回これを紹介したいと思います.
Table of Contents
Andres Beeuwsaert
Amazonさんのアーティスト紹介より
1978年、アルゼンチン・ブエノスアイレス州生まれの鍵盤奏者・作曲家.
国立ラプラタ大学にて作曲を学ぶ.
1999年、フアン・キンテーロ、マリアーノ・カンテーロとともにアカ・セカ・トリオを結成。その優れた音楽性、高い演奏性と対位法を駆使したヴォーカル・ワークによって、現代アルゼンチン音楽を代表するグループとしての人気と評価を確立。2016年までに4枚のアルバム(共作ライブ盤含む)をリリースしている。ソロ名義では、2009年にファースト・アルバム『Dos Rios』をリリース。ディスクガイド本『アルゼンチン音楽手帖』の表紙に大々的にフィーチャーされるなど、現代アルゼンチン音楽シーンを象徴する作品となる。2012年にセカンド・アルバム『Cruces』をリリース。2010年から2012年にかけて、現代ブラジル随一の実力派女性歌手、タチアナ・パーハとデュオとして活動。アルバム『Aquí』をリリースしている。
https://www.amazon.co.jp/Andres-Beeuwsaert/dp/B01M636FFF
ピアノのみならず、2016年にリリースされたこの作品では自身の弾き語りも披露しています.
Tatiana Parra
サンパウロ出身の女性シンガー. ブラジル、アルゼンチンで数々のプロジェクトに参加.
参加したアルバムは30を超えるそうです.
AQUI
そのお二人の手による本作、とにかく
美しい!
この一言に尽きます. まず、これ聴いてみてください.
ジャズでもない、クラシックでもない、いわゆる南米を直接連想させるような音でもない.
唯一無二、というしか無い美しい音世界. ちょっと表現する語彙を持ち合わせてないのがもどかしい次第です…
Andres Beeuwsaertの作品以外にも Luzes da Ribalta (映画 Limelight )などのスタンダードも取り上げてます. そちらももちろん、美しい.
Track #10の Cueca De Agua ではAndres Beeuwsaertのボーカルを聴くこともできます. ピアノ同様に美しい歌声です.
別のところでも書きましたが、Spotifyで本作が聴けないのはとても残念.
心温まるジャケット写真
美しい音に加えて、ジャケットと歌詞カードの写真がとても良いんです.
なんだかとても心温まるショットですが、この雰囲気から想像するにお二人はお付き合いされてたようですね…
それを想像させるこれらの写真もとても良い.
この写真を見ながら本作品を聴くとなんだか幸せな気分になります…
…ところがですよ
Andres Beeuwsaertの別の作品 CRUCES の紹介のレビューを読むと…
Aquiをリリースした後、時期は良くわかりませんがお二人は残念ながら別れてしまったとのこと… (ちょっと真偽のほどは明らかではないですが…)
CRUCESにはAquiに収録された曲も取り上げているところ、なかなか複雑な心境です…
この作品も Aqui と同じく美しい作品であることは間違いないです. まだCDで入手していないので機会があればじっくり聴いてみたい作品です.
…とはいえ、素晴らしい作品であることに違いない
といった経緯はありますが、美しい作品であることに間違いはありません.
ちょっとこれ以上に美しい作品は他には無いんじゃないか、と思ってますし、先輩からの紹介が無ければこの作品に巡り合えなかった…人も音楽の出会いも偶然の積み重ね…なんですね.
まず本作を一聴されること、是非とお勧めいたします.