早いものでもう三月もそろそろ中旬. ホント月日の流れるのは早い…早すぎる…
我が家に Ricoh GRIIIがやって来て1ヶ月以上経過しました.
GRIIIを一ヶ月使ってみてすっかり虜となってます、今回はその話.
その魅力を余すところなく…そしてほんのちょっとだけ不満をと…
Table of Contents
ここが魅力, GRIII
すっかり魅せられたGRIIIの魅力について書きます
どこに行くにもいっしょ
ミラーレス一眼 Canon R6 と並べてみるとGRIIIのコンパクトさがよくわかります.
だからバッグの片隅に、あるいは上着のポケットにひょいと入れて出かけられます.
一眼レフを持って行くと、どうしても写真を撮るのが主目的となる傾向にあり、いい画を撮るんだ!! とちょっと気負いが生まれます.
ただ, GRIIIだとそんな気負いもなく, 自分で面白いと思った風景を気軽に撮影できます.
電源ボタンを押して0.8秒で撮影可能になるのも嬉しいところ、撮りたい一瞬を取りこぼしません.
ここが最も大きいGRIIIの魅力.
コンパクトだけど高画質
こんなにコンパクトなボディにAPS-Cのセンサーを搭載, 2424万画素.
我が家にあるカメラで一番大きな画素数!! 6000×4000ピクセル!
コンパクトなサイズから想像できないくらい、はっとする鮮明な画を見ることができます.
強力無比、GR3のイメージコントロール
やっぱり凄いや, GRIIIのモノクローム
なんといってもGRIIIの魅力はモノクローム, それもハイコントラスト・モノクローム.
これで撮れば見慣れた景色もとてもカッコ良く、そしてとても新鮮.
最近のお気に入り、ネガフィルム調
買った当初はバキバキカラーのポジフィルム調やビビッドを好んで使ってました.
ファームウェアが ver 1.70 にバージョンアップした際、
イメージコントロールにネガフィルム調が追加されました.
最初はピンと来なかった色使いですが、何度か使っていくうちにハマって、自然な景色を撮るときに一番使っています.
ネガフィルム調と並んで最近よく使うのが「レトロ」
なんだか自画自賛の様になりますが、「レトロ」で自ら撮った写真で癒されてます…
これも最初はあまり使ってなかったのですがGRIIIで写真を枚数撮っていくうちに多用するようになりました.
コンパクト・デジカメだけどRAWで撮れる
GRIIIの購入を決めたポイントの一つとして、撮った写真が RAW データとして記録できるところ. RAW データはDNG(Digital Negative)フォーマット.
上の写真は RAWデータを rawtherapee でレタッチしたもの…まだまだレタッチの腕は未熟ですが…
もちろん lightroom 等有名どころのソフトウェアでも対応. ちょっとこれを機会に本格的にレタッチの勉強始めよかな…
(自分としては)扱いやすい28mmの画角
これは賛否両論あるかと思いますが、あくまで個人的な意見です.
最初, 35ミリ判換算で焦点距離28mmのGRIIIにするか, それとも40mmのGRIIIxにするか迷いました.
焦点距離以外は全く同じスペックの両モデル. GRIIIとGRIIIxの二台持ちされる強者もいらっしゃるようですけど、ワイのような一般人はどちらかに決めなければいけません.
いろいろ考えましたが、以下の様なポイントで28mmのGRIIIに決めました.
- 28mmの画角が広すぎるかもしれないけど、そんなときは被写体に寄ればいいんだ!! (乱暴w)
- 40mmだと撮りたい全体が撮れないときもあるかも…寄ることは出来ても被写体から離れるのは難しいことあるかも.
- そもそも画角が広すぎてテーマが絞れない、なんていうのは背景整理が出来てない証拠だ! (キビシー)
- 主題を残してトリミングすればいいんだ. (これはアリだと思う)
GRIIIには35mm,50mmのクロップモードが用意されてます.
こんな感じ、まずクロップなし
そして同じ場所から撮影した 35mmのクロップ有りの写真
最後に 50mmのクロップ有りで撮った写真
素人目ですが、これで十分じゃないか…うん、28mmのGRIIIを選んで正解という気がしてます.
道路の街灯の先に鳥が止まっているのを見かけて、これはさすがに撮っても見えないだろ…半分諦めながら撮った一枚がこれ
これのRAWデータをトリミングしてみると…
おお、なんとここまで見えるんだ…という驚き.
まぁ、これについてはいろいろご意見あるかも知れません…ね
ちょっと困ったところも…でもそれがまた愛らしい…
一ヶ月ほどGRIIIを使ってみて、素晴らしい点がある反面、意外に難しいところもあるなぁー、という印象を持ってます.当然自分のカメラの腕がまだまだだ、というのもありますが…
良く言われるGRIIIの難しさの一つにAFが挙げられます. 上の写真は見事にAFに失敗した作例, 面白い看板だったので撮ったところ、結構頑張ったけどAFでピントが合わなかった…
夜間など暗い場所の撮影はピント合わせが難しい…
Canon R6 はどんなシチュエーションでもとりあえずそつなく及第点がとれる写真が撮れる優等生です.
いっぽう,GRIIIはひとことで言うと
良いときは最高、悪いときは最低!
by 遠藤賢司 東京ワッショイ.
GRIIIはある点にハマるととても良い働きをするカメラじゃないかなぁ、と.
GRIIIはカメラ界のテレキャスター説
カメラと楽器、とくにギターはどこかとても似ていると思ってます. 所有しているギターに対する思い入れとカメラのそれはどことなく共通点を感じます.
GRIIIはフェンダー社のテレキャスターに似ていることに気が付きました.
テレキャスターはバンドのボーカル担当が持つことも多いので気軽なギターに思われがちですけど、これがなかなか…弾きこなすには難しい楽器.
パワーが無い、サスティさせるにはテクニックが必要、ミスるとなぜか目立つ、ごまかしが効かない…等々、使いこなすにはそれなりの経験とテクニックが必要なギターです.
テレキャスターの名演奏を残している方々はやはり名ギタリストとして名高い方々ばかり.
ではなぜそれほど難しいテレキャスターを手に取るのか…答えは
テレキャスターじゃないと出ない音がある
からなんです.
GRIIIはコンパクトデジカメで簡単そうに見えるけど、28mmの単焦点、ズーム無し、その実は難しい…
だけどGRIIIでしか撮れない画がある、だからそれに魅せられる.
まるでテレキャスターの様だ…そこで
GRIIIはカメラ界のテレキャスターだ
という説を唱えたい所存であります.
うーん、ここだけは何とかしてRicohさん
AFが遅い、やら、電池持ちが悪い…等々いろんなところで色々言われてますが、それはとりあえず置いときます.
これだけは何とかして欲しい点、それはここ!
USB Type-C のカバーまわりをもっと頑丈に作って…
と言うこと.
電池の充電も、パソコンに画像を転送するにも USB Type C ケーブルの接続が必要です.
その度にカバーを開け閉めしてるんですけど、これいつかはボディからもげてしまわないかととても心配…
なるべくこのカバーを開ける回数を減らしたいんです. そのために電池の充電器は付属して欲しかった…
そして,PCに画像を転送するのも Canon の様に Wi-Fi で接続するようにならないかなぁ…と.
Image Sync ではスマートフォンと Wi-Fi で接続して画像データを転送してますけど, GRIIIが親機、スマートフォンが子機として接続してますけど, これPCでは接続できないのかなぁ…なんて考えてます.
とにかく、USBカバーを開け閉めする度に、「大丈夫かなぁ?」なんて心配している今日この頃です.
最後に…GRIIIに完全にやられてますw
ともかく、今は完全にGRIIIの魅力にやられてます.
そろそろこちらでも梅が先始め、桜ももうしばらくすると咲き始めるでしょう.
そうなるとGRIIIを持ち出して写真を撮る機会がずいぶん増えていくと思われます.
Facebook の全世界のGRIIIのユーザーによるコミュニティに参加しました.
日々世界各国のGRIIIユーザーの作品が投稿されており、ホントに自分と同じカメラで撮ってるの!? と一枚々驚きながら拝見している今日この頃です.
一つだけ確実なのは
いやぁ、GRIII. いい買い物しました!
では.