青森方面に旅行する際、短時間ですが立ち寄ってその自然のすばらしさは以前から知っていた奥入瀬渓谷. 前々からゆっくり奥入瀬渓流を散策したいと思ってました.
東北在住者対象の地域限定特待プランの割引があると知り、天気予報とにらめっこして、梅雨開けをねらってホテルを予約しました.
ちょうど梅雨開けした7月中旬に奥入瀬渓谷ホテルに行ったときの話です.
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一日目
いやぁ、暑いわ. 夏が本気出した.
東北自動車道、十和田ICから国道103号線で十和田湖方面に向かいます.
発荷峠展望台で十和田湖を一望.
それにしても、
暑い
それもそのはず、ちょうどこの日が東北地方の梅雨明けが宣言された日です…
夏が本気出してきました.
寄り道して奥入瀬渓谷をちょっとだけ散策
国道103号線で十和田湖畔をしばらく走り、国道102号で奥入瀬渓谷方面に向かいます.
ホテルに向かう道中、ちょっとだけ奥入瀬渓谷を散策.
さっきまでの猛暑が嘘の様です…とても涼しい
ホテルに15時にチェックインしたいので、先を急ぎます…
ホテル到着
銚子大滝から国道102号線を走ることおおよそ30分、星野リゾート・奥入瀬渓谷ホテルに到着.
中に入ると苔をモチーフとしたエントランス. とても落ち着いた雰囲気.
ロビー「森の神話」
ホテルに入るとまず目に入るのが、ロビーにある巨大な暖炉. 「森の神話」.
岡本太郎先生による平成3年の作品.
15時からチェックイン可能ですが、その時間に青森県産のシードルのウェルカムドリンクサービスが用意されてました.
ただサービス期間の時間を把握してなかったので、気が付いたらサービスが終わっており、シードルを味わうことができませんでした…これは残念.
暖炉は当然夏場なので使用されてませんが、このように暖炉で薪が少しだけ焚かれてます.
薪が焚かれた良い香りがホテルの廊下に漂っていて、この香りもまたリラックスされてくれます.
窓の外は緑がいっぱい、ずっと座っていたい気分です.
夜もまたさらに落ち着いた雰囲気で、リラックスできます.
客室「モダンルーム」
今回は「モダンルーム」に宿泊します.
まず部屋に入って目に入るのは窓いっぱいの緑.
窓の外を見るソファー、その手前はツインのベッド. 落ち着いた雰囲気.
部屋にあったお茶とコーヒーのセット. このOIRASE COFEEがとても美味しいんです. 買って帰ればよかったなぁ、と思ってます.
部屋には奥入瀬の自然散策にとても為になる奥入瀬自然誌博物館が置かれてました.
とても興味深い内容で全部読みたいところでしたが…ちょっと時間が足らなすぎる.
奥入瀬は様々な苔が生息していることで有名で、苔の観察の為にルーペも各部屋に用意されてます.
昔からの天体少年にはあこがれのVixen製. 苔観察楽しみ、ワクワク.
ネット環境は?
リフレッシュのために来た、とは言え、ネット接続は必要です.
全館 Wi-Fi 完備です. 客室での通信速度はこんな感じです.
この性能なら全く問題無し、満足です!
しかしこんなところで通信速度評価するなんて職業病ですね(笑)
ちょっとした工夫がありがたいです
チェックインするとこのように鍵が2つ渡されます.
鍵を2つ管理しなければいけないのですが、ともすると片方の鍵が見当たらない…ということが良くあります.
ホルダーの部分に磁石がついていて、1つにまとめられるようになります.
こうすることによって鍵がばらばらにならないので管理しやすくなります. この工夫はありがたいです.
夕食前に奥入瀬渓谷を少し散策
夕食まで少し時間があるので、ホテルから出ている無料シャトルバスで渓谷を少し散策してみます.
シャトルバスは1時間に1本ホテルから出発. 三乱の流れ、石ヶ戸、阿修羅の流れ、雲井の滝まで行き、そこからUターンして行きとは逆の経路でホテルに戻ります.
我々が乗ったバスの運転手さんは親切な方で、道すがらいろんな案内と、お勧めのスポットを教えていただきました.
バスは我々しか乗っておらず貸し切り状態でしたので、運転手さんのご厚意で、途中の阿修羅の流れと雲井の滝で停車していただきました. お陰様で写真撮影できました. ありがたいです.
夕食は「青森りんごキッチン」で
夕食は青森のリンゴをはじめとする名産品が味わえるビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」で頂きました.
入り口には津軽ビードロで作られたリンゴのオブジェが可愛い.
エントランスからキッチンにつながる廊下の壁一面にリンゴが鎮座しております.
ライブキッチンで一膳ずつ作られる「ホタテ贅沢丼」
リンゴとチキンのクリーム煮. リンゴの酸味とチキンとマッチするんですよ、美味い.
ライブキッチンで一人ずつ切り分けられるローストビーフ. ワサビクリームで食べるのが美味しい.
十和田B級グルメ「十和田牛バラ焼き」
青森県八戸の郷土料理「せんべい汁」
デザートは焼きたてのアップルパイ. ソフトクリームは自分で盛り放題ですw
おなかいっぱい、ごちそうさまでした!!
なお、同ホテルには「青森りんごキッチン」以外にもフレンチレストラン「ソノール」があります. 今回はそちらは予算オーバーのため断念. 次回は是非行ってみたいです.
アクティビティの数々
ホテルでは有料・無料の数々のアクティビティが用意されてます.
夕食後、20時からラウンジ「河神」で行われる「森の学校」に参加しました. 参加無料.
奥入瀬の成り立ち、そこで生きる植物や散策のヒントなどを教えてくれます.
次の日の散策の参考になったのは言うまでもありません.
中には事前予約が必要なものもありますので、こちらでご確認ください.
なお、ラウンジ「河神」の巨大な暖炉も岡本太郎先生の作です.
無料のアクティビティ「星空観賞会」に参加したかったのですが、残念ながら月が出ている時期のため開催されてませんでした…
それでもあきらめられずに一眼レフと三脚を持って外に出てみましたが、あいにくの曇り空…
天の川の観察はまた次回ですねぇ…
無料のイベント、アクティビティには極力参加、あまりお金をかけずにコストパフォーマンスを優先、というのが我が家の方針です.
そんななかでこの「奥入瀬シードルフェス」は素晴らしかった!!
「奥入瀬シードルフェス」3種飲み比べ
7月1日から8月末までの期間限定で渓流に面した中庭でおこなれている「奥入瀬シードルフェス」に参加してみました.
中庭のすぐ裏には奥入瀬川が流れていて、川の流れる音だけが聞こえる涼しい中で、三種類の美味しいシードルを味わう. なんとも贅沢な時間です.
シードル3種類とおつまみのセットで1,500円(税別). かなりお得だと思います.
3種類のうち、特に気に入ったのが、これ. 澤内醸造のイチゴとリンゴを原料としたはちのへmixCider. これ美味しかったなぁ.
渓流露天風呂
館内にある渓流露天が素晴らしい. 流石に写真は撮れませんwので、こちらを参照ください.
露天風呂のそばを流れる奥入瀬川と角度によってはつながっているように見えるので、インフィニティ温泉と言えるでしょう!!
冬季には湯に浸かりながら氷瀑を見物することもできるそうです. これも体験してみたい…
お腹もいっぱい、温泉にはいってリラックスしました…一日目はここで終了. おやすみなさい.
二日目
朝ごはん前にホテル近くの「出会い橋」を散策
昨日のシャトルバスの運転手さんに教えてもらったホテル近くの出会い橋を散策.
奥入瀬川と蔦川が合流するところ、川の流れ、誰もいないので自然をたっぷり独り占めで楽しみました.
朝食も「青森りんごキッチン」で
朝の散策でお腹ぺこぺこ.
朝食も「青森りんごキッチン」で頂きました.
まず頂いたのが「朝ラーメン」. ホタテが入って美味い!!
野菜が美味いんです. 写真でちょっと分かり辛いですが、リンゴのピクルスがまた美味いんです.
ライブキッチンで一杯ずつ入れてくれる搾りたてリンゴジュース.
美味しかった、お腹いっぱい. さて、行動開始!!
奥入瀬渓谷散策に出発!!
昨日下見して、さらに「森の学校」で散策するコースを相談した結果、ホテルからシャトルバスに乗って、石ヶ戸で下車. 阿修羅の流れまで散策して、帰りは阿修羅の流れで一時間後のシャトルバスに乗ってホテルに戻るプランを立てました.
これが短時間に効率よく奥入瀬渓谷の見どころを多く見ることができるコースのようです.
奥入瀬渓谷は十和田湖を源流とする川で、ホテルから十和田湖方面に向かって散策するのがお勧め、と「森の学校」で教えていただきました.
上流に向かって歩いたほうが渓谷が綺麗に見える、という理由です.
上流に向かう、というのは上り坂を心配されるかもしれませんが、ホテルの渡り廊下の傾斜の方がきつい、程度だそうでほぼ散策路は平たんなんだそうです.
石ヶ戸でバスを下車. 散策路に唯一のトイレで済ませて、散策開始.
川の流れる音をバックに無心でシャッターを切る、なんとも贅沢な時間の過ごしかたです.
写真を撮りながら、部屋にあったルーペで苔の観察. いままで苔をちゃんと見たことなかったけど、良く見ると不思議な植物ですね.
…と移動しながら写真を撮っていると、かわうそおばさんがトイレに行きたいとこのこと.
バスを降りた石ヶ戸休憩所まで戻って行きました. 先にも書いた通り、散策路にトイレはそこにしかありません.
ただ,毎日続けてるウォーキングのおかげでちょっとくらいの歩きは全然平気の様子です.
是非とも石ヶ戸休憩所でトイレ済ませてから散策に出掛けましょうw
シャトルバスでホテルに戻りました.
阿修羅の流れからシャトルバスに乗ってホテルに戻りました.
ホテルに戻ったら玄関前にオープンバスが停まっています.
これに乗っていくアクティビティ「渓流オープンバスツアー」があるそうです.
渓谷沿いの道路をこのバスが走ります. 渓谷を散策するのも良いですが、オープンバスからの景色も良さそうです.
名物支配人のアナウンスが面白いと評判だそうです. ちょっと興味がありましたが、今回は時間がなくて断念.
温泉で汗を流してからチェックアウト
12時チェックアウトなので渓谷の散策でかいた汗を温泉で流して、ラウンジでのんびりしても間に合います.
また機会があれば近いうちに訪れたいと思います.
次回は是非とも紅葉の季節に.
動画を撮ってみました
今回は写真と動画もいっしょに撮ってみました.
拙い文章で伝わらない部分を動画で補えれば、と思った次第です.
まだ動画撮影、編集に慣れてないので編集に数日がかかってしまいました. 旅行系Youtuberって撮影した現地で編集して公開するなんて凄いなぁ、なんて再認識いたしました.
次回撮影する機会があるときには是非ともGoProを購入して…、なんて考えている次第です.