Johannes Brahms Clarinet Sonatas / Andras Schiff, Jorg Widmann (ECM 2621)

早いもので4月も終わりです.
連休が始まりましたが特にどこに行く予定もありません、というより出かけないようにするのが美徳となってしまいました…悲しい.

一年で一番気候の良い時期に自宅で聴きたい一枚がこのブラームス:クラリネット・ソナタ集です.

最初にお断りいたしますが、クラシックに関しては全くの初心者.
何か的外れなことを書くかもしれませんが、何卒ご容赦の程…

ブラームス:クラリネット・ソナタ集

ヨハネス・ブラームスJohannes Brahms) は19世紀のドイツの作曲家.

そしてクラリネットソナタ 作品120番は1894年に作曲された室内楽です.

2020年にリリースされたこのアルバム, Spotify で初めてきいたとき

「あれ?この曲ってクラリネットのための曲だったんだ」

その前にビオラとピアノのためのソナタ、というアルバムを聴いていたので、てっきりビオラのための曲だと思ってました…

クラリネットソナタ 作品120番はブラームスの手によってビオラ用にも編曲されたとのこと.

こうやってブログ書くときに色々調べてわかること、多いですね.

ビオラの Kim Kashkashian は好きな演奏家の一人で、このアルバムも私の愛聴盤の一枚です.

その愛聴盤の一枚にこの「クラリネットソナタ集」が加わるのは間違いないです.

ビオラとピアノのためのソナタブラームス:クラリネット・ソナタ集とも作品番号 第2番 (Op.120 No.2) が先で、その後に作品番号120 第1番 (Op.120 No.1)が収録されてるのは興味深い点です.
何か理由があるのでしょうか…?

クラリネットソナタ 作品120番

本作はブラームスの晩年の作品.

創作意欲が無くなって活動を停止していたころ、知り合ったクラリネット奏者 リヒャルト・ミュールフェルトの演奏を聴き、再び創作意欲を取り戻したそうです.

そして作曲されたのが「クラリネットソナタ作品120番」です.

本作品は情熱的な第1番と、安らいだ表情の第2番という対照的な2部で構成されてます.
(Wikipediaより)

以降、この作品を聴いたときに浮かんだ景色を書いてみます. 春の景色が見えてきます.

第2番 変ホ長調 作品120-2 / Sonata No. 2 in E♭ major

安らいだ表情、という表現がぴったりきます.

春先の暖かい日差しのようなテーマから始まり、雲が出てきて肌寒い風が吹いてきたような短調のテーマに展開します.

ただ、肌寒い状況が続きません、雲の切れ目から晴れ間がのぞいてます. そんな曲展開です.

そして、その後の展開で広々とした春の海に面した砂浜の風景が目に浮かびます.

第1番 ヘ短調 作品120-1 / Sonata No. 1 in F minor

情熱的な第1番、短調のテーマからスタート.

何かの試練のような厳しい天候が目に浮かびます. ただ、それも長くは続かないような予感が曲の展開から見えてきます.

その後、波の無い春の海を小舟で漂うような風景が目に浮かびます.

この2つの作品を聴きながら春の午後、のんびり、うつらうつらするのがとても気持ちよく、贅沢な時間を過ごしかたです.

何故にこの作品に惹かれるのか?

この作品、なぜかとても惹かれるのか? そしてどことなく懐かしいのはなぜなのか?

誰もが知っているこの曲をなんとなく連想するから、かなぁ、なんて思ってます.
これは全くの個人的な意見です

以前, NHK でバイオリニスト ギドン・クレーメルがハープをバックに春の海を演奏しているのを観て衝撃を受けました. 素晴らしい演奏です.

このクラリネットソナタに魅せられるもう一つの原因は、クラリネットやビオラは人間の声の音域に似ているからかもしれません.

Andras Shiff と Jorg Widmann

1953年ハンガリー生まれのAndras Schiff は私の最も好きなクラシック・ピアニストです.

67歳になるSchiffはエネルギッシュに作品を定期的に出し続けてます.

ベートーベンのピアノ・ソナタ全曲をリリースした偉業を成し遂げました.

それをボックスセットじゃなくて全部バラでそろえた話はまた後日…

Jorg Widmann は1973年ドイツ生まれのクラリネット奏者であり、作曲家でもあります.

このアルバムにもJorg Widmannが作曲、Andras Schiffが演奏するピアノのための間奏曲が収録されています.

ただ、私がこの曲を楽しむにはまだもう少し音楽的な経験が必要なようです…

ECM NEW SERIES

私がクラシックを聴くきっかけがこのレーベル.

ECM はジャズからスタートしたのですが、現代音楽やクラシックの作品を扱うようになり、それを ECM NEW SERIES と名付けました.

ECMの代表的なピアニスト、キース・ジャレットがバッハ、モーツァルト、ヘンデルの作品をリリースしていて、それらがクラシックを聴き始めたきっかけです.

何百年も愛された音楽ですから、悪いはずがありません. もっと気軽にクラシック聴けばよかったなぁ、なんて思ったりしてます.