インドに行った話,その2 ベンガルール

前回のブログのこの記事の続きです

成田からデリーに到着した日はグルグラムのホテルに一泊し、その朝の話からスタートです.

インド2日目の朝

日本にいるような錯覚を覚えるホテル、ダイヤパークプレミアでぐっすり眠れて長旅の疲れもすっかりとれました.

インドで見る初めての朝日.

ホテルで朝ごはんを頂きます、これ、インドのホテルの朝食ですよ.

出発準備も整いました. タクシーでデリーのインディラ・ガンディー国際空港に向かいます.

デリーからベンガルールへ飛ぶ

デリーからベンガルールのケンペゴウダ国際空港へは約2時間半のフライトです.

ベンガルールまではインドのLCCジェットエアウェイズ(Jet Airways)を利用しました.

残念ながらJet Airwaysは資金難のため 2019年4月に運航を停止しているそうです. 知りませんでした.

昨夜はインディラ・ガンディー国際空港の中を見回す余裕がありませんでしたが、今朝はフライトの待ち時間に空港内を見て回ってます.

デリーを本拠地としたLCC ジェットライト(JetLite). こちらも前述の Jet Airwaysの破綻と道連れの形で消滅したそうです.

空港ロビーにある象のオブジェ、インドにいるんだ、というのを実感します.

空港内にはスターバックスコーヒーもありました. インドの3大財閥のひとつタタ・グループ(TATA Group)と提携しているようです.

空港内のトイレの入り口…これなら男女間違えようないですね.

インドのトイレ事情

先の空港のトイレに限らず、ホテルのトイレにも便器のとなりに水道の蛇口とホースが用意されてます.

どうやら大の用をたしたあとに、水道の水でおしりを洗うようなのです.

ちょっと勇気がなくて使えなかったですが…

ホテル、空港、出張先ともホテルは清潔で、とくにトイレで苦労することはありませんでした.

観光地は有料トイレがあって、そちらも清潔で問題ありません. ただ、私が経験した範囲内は、です…

ベンガルールに到着

約2時間半のフライトでベンガルールのケンベゴウダ国際空港に到着.

まだ工事が終わっていないほどの真新しい空港です.

目的地の出張先は空港から南に約50kmのIT企業が集まるエレクトロニック シティにあります.

空港からはタクシーで移動、約2時間のみちのりです.

エレクトロニック シティに向けてタクシーは走る

最初はこんな感じでのどかな風景が続きます

そのうちベンガルールの中心が近づくにつれ、賑やかになり、そして交通量も増えてきます.

すごく快適な高速道路を走ってたかとおもうと、なんの前触れもなくそれが終わり、このような混沌とした一般道をはしります.

そしてあちこちで大渋滞

もうすぐベンガルールの中心にさしかかりそうです

これは余談ですが、インドの方々は客人に涼しさを提供するのが最高のおもてなしだとされている、というのを聞いたことがります. そんなわけでタクシーも例外なく猛烈に冷房が効いてます.

外は30℃以上ありますが、車内は長袖の羽織るものが必要です. 長袖のカーディガンを持って行ってて助かりました…

エレクトロニック シティ到着.

ベンガルールの中心部を通過. 州政府の事務局や高等裁判の隣を通過します.

途中のあの混とんとした雰囲気が全くありません…

一階にルイビトンのショップがある立派なホテルの姿を見て、自分の中のインドの印象が全く変わったのを意識せざるを得ません.

ちょっと余談ですが、

車内から高級ホテルの景色と未完成の高速道路、デコボコの道路、混沌とした大渋滞の道路の景色を見て、子供の頃の日本の景色、そう1960年代後半から70年代に至る高度成長期の日本の姿と目の前の今のインドの姿が重なることに気が付きました.

同行した同僚のH君は若いからわからないかもしれませんが、高度成長期のど真ん中に子供時代を過ごしたワイにとっては目の前のインドの景色にすさまじい成長パワーを感じるのでした.

途中、だいぶ渋滞して予定よりも遅くなりましたが、エレクトロニック シティの中にあるホテル クラウンプラザホテルに到着.

ホテルに入るとき、荷物検査と金属探知機のチェックを受けます. ちょっとビビります.

中はかなり高級なホテルの雰囲気.

部屋も広くて清潔、いつも国内の出張で泊まるホテルよりも快適です(失礼)

この一帯ではかなり高級な部類に入るこのホテル. たしか一泊5000ルピーだったと記憶してます. 日本円にして約9000円くらいですから格安です.

ホテルから見える景色はこんな感じ. お隣は何かの会社の建物かな?

出張先での打ち合わせは翌日なので今日はホテルでゆっくりします.

TVの番組表を見るとMTVをやっているそうなので…見てみると…

ひたすらインド独自のMTVでした. 海外の文化を取り入れつつ、国内の文化を尊重し、国内産のコンテンツを大事にしている国民性なんだなぁ、と感心した次第.

エレクトロニック シティを散歩してみる.

IT企業が集まるここエレクトロニック シティの中を散歩してみました.

エレクトロニック シティの地図.

ホテルのすぐ隣はヒューレット・パッカードの社屋.

街中は清掃が行き届いていてとても清潔.

見たことがない花をつけた大きな木

町の入り口まで来てみました.

ここから先は混とんとした景色が見えます…ちょっとこの先に進む勇気がなかったので、散歩はここまで.

インドの衝撃

成田からの飛行機の中で少しでもインドについて知ろうと、この本を読んできました.

その中で、インドは産業が無いころ、国策として工学と科学技術の教育のためにインド工科大学を設立. その成果が今日のインドのシリコンバレーと呼ばれるベンガルールのIT企業にみられる、とありました.

自分はそういう超優秀な方々といっしょに仕事していいのか?なんてちょっとビビってました.

翌日から数日間、インドの技術者と会話するわけですが、優秀であることは予想通りですが、それ以上に彼らからいろんな刺激を受けて来たわけで、これもとても良い経験でした.

インドのエンジニアとの話はまた次回に.

翌日の打ち合わせにそなえ、ホテルのレストランで例外なくキングフィッシャービールを飲んだわけです(笑)

ではまた

To Be Continued