50mm単焦点を装着した愛用のカメラを持って, 街中に出る機会がありました.
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単焦点レンズはその名の通り焦点距離が固定なので、画角が決まっています.
普段目にしている風景も決まった画角で切り取ってみると、これが意外に新鮮に見えるんです.
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カメラとの出会い
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…と偉そうなこと言いながら、腕も機材も大したことはありません.
カメラは2008年に初めて買った一眼レフ,Cannon EOS Kiss X3 ダブルズームキット を今でも使っています.
昔から、フィルムカメラの時代から写真を撮るのは好きで、自分でフィルムの現像などやっておりました.
ただ一眼レフは当時とても高価で手が出ませんでした.
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ディジタルの時代になって、一眼レフもある程度手が届く価格となった頃, 子供達が部活でバスケットボールをやっていたのを撮るために購入しました.
体育館などの屋内で動きの速い撮影は、やはり一眼レフが必要でしたので.
子供達も大きくなって独立した今、自分の好きなものを撮る毎日となってます.
単焦点レンズの魅力
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ダブルズームキットのレンズは EF-S18-55mm F3.5-5.6 ISとEF-S55-250mm F4-5.6 IS ですが,知人の勧めで EF50mm F1.8 STM を購入.
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理由はただ、安かった、からです(笑)
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買った当時はその単焦点レンズの良さはよくわかりませんでした.
ところがここ最近、単焦点で撮った写真のシャープさに気が付きました.
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そして、画角が決まっているのでカメラを構えた瞬間に構図が決まってしまいます.
そこがまた面白い.
そしてカメラを持って街歩きするうえで、軽い、というのも嬉しい.
面白いから撮る
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EF50mm F1.8 STMを装着したカメラを持って歩いて、面白いと思ったモノをどんどん撮っていきます.
家に帰って写真をながめてみると、撮ったときには面白いと思ったものがそうでもなかったり、逆に何げなく撮ったものが面白かったり…そこがまた写真の面白いところです.
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高校では美術部でした.
顧問の美術の先生からは絵のテクニックよりもこんなことを良く指導されました.
- 君の画には主題(テーマ)が見えない.
- 主題が見えないことをごまかすために(主題の)説明を描き加えるのは最悪だ.
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家に帰って撮ってきた写真をながめてみると、風景を観た自分が感じた面白さをそのまま撮った写真は、自分で言うのもなんですけど、よく撮れている感じがします.
つまり、主題(テーマ)が明確な作品、ということかと.
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その反面、面白さを分かってもらおうとする説明が多い写真は、なんだか今一つ面白さにかけます.
主題が見えないため、説明が多すぎて興ざめする作品、と言えるでしょう.
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こんなところで昔々、顧問の先生に指導されたことが役立つとは予想してませんでした.
これは絵画や写真に限らず、音楽にも文章にもあてはまるんだなぁ、と最近気が付いた次第.
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さらには本職のプログラミングにもつながると.
基本設計が出来てないコードは大概、美しくなく冗長となるものです…
50mmの単焦点で切り取った風景
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まだカメラを持って街歩きしたのは1回だけですが、なかなか面白い写真が多く撮れたと思います.
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この活動は引き続き継続していきたいと思います.
フィルムカメラの時代と違って撮る枚数に制限もなく、また作品を公開もいくつもありますし.
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また安い機材で気軽に撮れるのも良いことです.
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RAWフォーマットで撮影して、無料ソフトの RawTherapee で現像しています.
直観的なユーザーインタフェースで使いやすい. お金をかけなくても写真を楽しめます.
新兵器登場
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安い機材での活動云々…という話を書いた直後に恐縮です.
我が家に新兵器がやってきました…その詳しい話は後ほど
では.