全世界の人口の約半数、日本人の50歳以上の人では80%の人がピロリ菌に感染しているそうです.
この歳になるまで、健康診断等でピロリ菌の検査をしたことがありませんでした.
かわうそおばさんからは以前からピロリ菌の検査するように言われてましたが、なんだかんだ理由をつけて先延ばしにしてました.
先日意を決してかかりつけの医院でピロリ菌の検査、およびピロリ菌退治しましたのでその体験を書きます.
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ピロリ菌とは
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こちらによると,
正式名は’ヘリコバクター・ピロリ’。 バクターとはバクテリア(細菌)。ピロリとは胃の出口(幽門)をさす「ピロルス」からきています。ピロリ菌の最も大きな特徴は、酸素の存在する大気中では発育しないことで、酸素にさらされると徐々に死滅します。大きさは0.5 × 2.5~4.0μmで、数本のべん毛を持ち、胃の中を移動します。ピロリ菌が強酸性下の胃の中で生育できるのは、胃の中にある尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、アンモニアで酸を中和することにより、自分の身の周りの酸を和らげて生きています。
除菌しない限り、ピロリ菌は胃の中にすみ続け慢性的炎症が続き、胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレスや塩分の多い食事、発癌物質などの攻撃を受けやすい無防備な状態となります。
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/h-pylori/about/
…ということで、将来胃潰瘍や胃がんの原因となる菌、だそうです.
ピロリ菌の検査に先立ち
かかりつけの医院でピロリ菌の検査をしたい、と申し出ました.
すぐに検査するものだと思ってましたが、まず胃カメラで胃の状態の検査が必要とのこと.
検査日を予約し、胃カメラの検査を受けました.
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人生で2回目の胃カメラ検査、何度受けても(ってほどの回数じゃないですがw)苦手です…
検査の結果、胃がんや胃潰瘍はありませんが、ピロリ菌による胃炎の兆候が見られる、とのこと.
後日改めてピロリ菌の検査を受けることにしました.
ピロリ菌の検査
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前日の20時前に食事を済ませ、当日は検査終了するまで食事は取らない言われました.
まず、このイラストの様にチューブに息を吹き込みます.
その次に、錠剤を飲んで体の左側を下にして数分横になります. その後、座った状態で数分待ちます.
そして、再度チューブに息を吹き込み検査完了.
チューブを検査業者に出して結果は5営業日に出るとのこと.
検査結果発表…
検査してから5営業部経った日に検査したかかりつけ医院に行きました.
そこで検査結果発表…
なんと、
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基準値2.5のところ、測定値はその6.4倍の
16.1 !?
立派なピロリ菌保菌者です…
これからピロリ菌退治が始まります!!
ピロリ菌退治
医院からピロリ菌退治の薬が処方されました.
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ボノサップ パック800という薬.
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このシートが一日分、上半分を朝に飲んで、下半分を夕食後に飲みます.
これを忘れずに7日間飲みます.
飲み忘れが無いように処方されたときにチェックシートを貰いました.
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副作用として便がゆるくなるかも、とありましたが、幸いなことに特に体調には変化ありませんでした.
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間違いなく7日間薬を無事飲み終わることができました.
飲み終わって約1ヶ月に薬の効果を検証すべく、再度検査を行います.
ピロリ菌よ、退治されたか!?
先に検査したのと同じ方法でピロリ菌検査を行います.
今回も同じく検査結果は5営業日に出ます…
そして5営業日後にその結果を聞きに行ったところ…
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基準値2.5に対して
測定値 0.8
ピロリ菌は退治されてました!!
かかりつけの医院からはピロリ菌がいなくなったことで胃酸の分泌が多くなって胸やけがあるかもしれないが心配なく、とのことでした. なるほど.
ピロリ菌の感染
ピロリ菌の感染は幼少期に限られるそうです.
子供のころは井戸水など使った記憶はないですが、念のため同じ環境で育った弟に聞いてみました.
やはりピロリ菌に感染していて、すでに薬で治療済みだったそうです.
ピロリ菌に感染と診断された方、ご家族にも検査をお勧めいたします.